2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[83]-[86]

2023年11月12日(日) 13:10 〜 14:30 第I会場 (A棟 G19教室)

司会:沖 拓弥(東京工業大学)、関口 達也(京都府立大学)

14:10 〜 14:30

[86] GPSログデータから捉えたアクティビティスペースに基づくCOVID-19流行前後の人々の行動変化の実態把握

○米田 有希1、雨宮 護1 (1. 筑波大学)

キーワード:GPSログデータ、アクティビティスペース、COVID-19、重み付き信頼楕円、行動変化パターン

COVID-19流行前後の人々の日常活動の変化パターンを把握することは、ポストコロナ時代のまちづくりを考える上で重要である。本研究では、2017年から2021年の各4月にスマートフォンアプリから取得したGPSデータ(n=1,492,332人日)をもとに、茨城県における人々の日常活動の実態を把握するために、人々のアクティビティスペースとして重み付き信頼楕円を測定した。さらに、滞在場所と土地利用との関係についても検討した。すべてのアクティビティスペースを面積、離心率、滞在時間のばらつきの3つの指標でクラスタリングしたところ、同じCOVID-19パンデミック下の2020年と2021年でも、人々の外出量、滞在時間、滞在場所の空間的広がりが大きく異なることが明らかになった。