2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[106]-[109]

2023年11月12日(日) 13:10 〜 14:30 第III会場 (A棟 G2大講義室)

司会:池添 純子(徳島文理大学)、辻本 乃理子(流通科学大学)

13:10 〜 13:30

[106] 社会課題の解決に向けたエリアマネジメント活動の実態と展望

-日本国内の先進的な事例の調査を通じて

○深谷 麻衣1、山崎 潤也2、吉田 崇紘3、似内 遼一2、真鍋 陸太郎2、村山 顕人2 (1. 株式会社 三菱総合研究所、2. 東京大学 大学院工学系研究科 都市工学専攻、3. 東京大学 空間情報科学研究センター )

キーワード:エリアマネジメント、社会課題、社会的企業、アンケート調査、インタビュー調査

現在、SDGsやパリ協定などの国際的な目標が設定され、多様な分野で社会課題の解決に向けた活動が実践されている。都市計画分野でも同様の動きが見られ、特にグローバルな課題に対する地区スケールでの活動が期待されている。そこで、本研究では、全国のエリアマネジメント(エリマネ)団体へのアンケート調査やインタビュー調査を通じて、国内の社会課題解決に向けたエリマネ活動の実態を調査した。その結果、国内のエリマネ団体では、社会課題対応の必要性を認識しており、まずは従来実施していた活動と社会課題を関連づけることの重要性が示された。加えて、社会的企業との協働や、気候変動など社会的に要請されているテーマへの取組の拡大も期待される。