講演番号[121]-[128]

[123] 新興コンテンツの景観づくりにおけるコンテンツの表現とシークエンス景観演出に関する研究

－水木しげるロードを対象として

○石 陽¹、有馬 隆文¹ (1. 佐賀大学)

キーワード：新興コンテンツ、アニメツーリズム、シークエンス、水木しげるロード

近年アニメ漫画の新興コンテンツは地域活性化の材料として注目され、先進的な地域では新興コンテンツを用いて街を演出する取り組みが見られるようになってきた。
本研究は新興コンテンツ景観づくりに取り組んでいる水木しげるロードを対象に、景観構成要素としての新興コンテンツの表現および、新興コンテンツによる都市空間の連続的な景観演出の特徴を明らかにすることを目的とする。具体的には景観構成要素に活用された新興コンテンツの表現手法を「形態」「次元」「形式」の3つの軸によって分析を行い、種類ごとの景観構成要素に使用された新興コンテンツの表現を明らかにした。景観演出をシークエンス的に分析することで、道路空間と沿道空間の景観演出と景観変化の特徴を明らかにした。さらに来訪者の撮影写真を対象に撮影された要素の抽出と分析を行い、新興コンテンツのメインキャラクターの存在が写真撮影数に大きく影響することを明らかにした。