AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

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[CNP_S14] シンポジウム14
クロザピンのTDMの現状と今後の課題

2019年10月12日(土) 08:40 〜 10:20 第7会場 (403)

オーガナイザー・座長:菊池 結花(秋田大学医学部神経運動器学講座精神科学分野)、座長:稲田  健(東京女子医科大学医学部精神医学講座)

Clozapine (CLZ) は治療抵抗性統合失調症患者にとって唯一残された薬物治療上の選択肢である。海外のガイドラインにおいては生化学検査にあわせてCLZ服用時にTDMを行うことが推奨されており、その推奨ランクは最も高いAランクである。しかし、日本においてはCLZ血中濃度に関する情報が不足しており、薬物動態学-薬力学(PK-PD)理論に基づく投与設計が臨床においてほとんど展開されていないのが現状である。したがって、CLZをより有効に使用するためにTDMを積極的に実施し、PK-PD理論を考慮した個別化投与設計を確立することが重要と考える。本シンポジウムではクロザピンのTDMの現状について紹介し、さらに将来的に集積したデータをもとに、クロザピンが特定薬剤治療管理料の算定薬物となることを目標とした今後の展望についても述べたい。

09:25 〜 09:40

高橋 正洋1、森田 幸代2、松尾 雅博4、赤羽 理也3、上西 幸治3、山田 尚登1 (1. 社会福祉法人杏嶺会上林記念病院、2. 滋賀医科大学医学部附属病院緩和ケア、3. 滋賀医科大学医学部附属病院薬剤部、4. 滋賀医科大学医学部医学科精神医学講座)

09:40 〜 09:55

北川 航平1、矢田 勇慈2、児玉 匡史1,2、宋 龍平2、馬場 大樹3、片山 暁子4、牧田 丈子4、来住 由樹2 (1. 岡山県精神科医療センター臨床研究部、2. 岡山県精神科医療センター精神科、3. 岡山県精神科医療センター薬剤課、4. 岡山県精神科医療センター検査室)