AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

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[CNP_S9] シンポジウム9
発達障害をめぐる周産期の諸問題

2019年10月11日(金) 10:30 〜 12:10 第4会場 (409)

オーガナイザー・座長:鈴木 利人(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック)、座長:内村 直尚(久留米大学医学部神経精神医学講座)

近年、精神疾患合併妊婦の割合が増加しており、周産期メンタルヘルスに関する病院機能の充実が求められている。これまで気分障害や統合失調症の妊娠・出産への対応や産後うつ病に対する対策が取り上げられる機会が多かった一方で、臨床現場では発達障害の母親の妊娠・出産に遭遇することも稀ではない。本シンポジウムで「発達障害と周産期」をキーワードとして、それにかかわるさまざまな課題を提示した。第一に発達障害の母親の妊娠・出産における諸問題を取り上げその課題と対策について議論する。第二に発達障害の母親が内服する治療薬の母体と胎児への影響についてここ数年蓄積されつつあるデータについて紹介する。第三に視点を変えて向精神薬内服中の母親から出生した児の機能奇形、すなわち発達障害出現への影響について考察する。そして最後にこれらの臨床的知見に関わる基礎的研究として、マウスを用いた動物実験のデータを紹介する。

10:30 〜 10:35

内村 直尚1, 鈴木 利人2 (1. 久留米大学医学部神経精神医学講座, 2. 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック)

11:35 〜 11:55

田熊 一敞1,2,3、原 雄大3,4,5、吾郷 由希夫3,4,6、橋本 均2,4,7,8、中澤 敬信1,4、松田 敏夫3 (1. 大阪大学大学院歯学研究科薬理学教室、2. 大阪大学大学院連合小児発達学研究科、3. 大阪大学大学院薬学研究科薬物治療学分野、4. 大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学分野、5. 近畿大学薬学部細胞生物学研究室、6. 大阪大学大学院薬学研究科薬剤学分野、7. 大阪大学データビリティフロンティア機構、8. 大阪大学先導的学際研究機構)