AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

セッション情報

[NP] シンポジウム

NP » [NP] シンポジウム

[NP_S17] シンポジウム17
精神神経疾患へのTMSと期待される可能性

2019年10月13日(日) 14:50 〜 16:30 第2会場 (411+412)

オーガナイザー・座長:鬼頭 伸輔(東京慈恵会医科大学精神医学講座)、座長:野田 賀大(慶應義塾大学医学部精神神経科学講座)

2017年9月、わが国でも反復経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation, rTMS)が治療抵抗性うつ病への治療法として承認された。本シンポジウムでは、いまだ国内では研究段階であるが、今後、臨床応用が期待される領域について論じる。
初めに、自閉スペクトラム症の病態生理に着目したrTMSの臨床応用の可能性について論じる。双極性障害抑うつエピソードは国内外未承認であるが、わが国で先進医療制度を利用した世界初の検証的試験を試みる。その概要を報告する。米国では、2018年8月、intermittent theta burst(iTBS)が治療抵抗性うつ病への治療法として認可された。そのエビデンスとなった臨床研究について概説する。2018年8月、強迫性障害への新規治療法としてdeep TMS(dTMS)が米国で認可された。その可能性について論じる。