AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

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[SS10] スポンサードシンポジウム10
ADHDの適正診断

2019年10月13日(日) 10:30 〜 12:10 第2会場 (411+412)

座長:齊藤 卓弥(北海道大学大学院医学研究院児童思春期精神医学分野)、近藤  毅(琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座)

共催:ヤンセンファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部

「精神疾患の診断と統計の手引き」はDSM-IV-TRからDSM-Vへと改定され、成人期ADHDの診断に配慮される形となった。同時に多数のコホート調査の結果から、Late-onset ADHDという概念が出てきており、小児期との連続性に対して異論が唱えられている。こうした考えは、成人期での診断において小児期の症状の存在確認の必要性の軽視につながる可能性があり、過剰診断への懸念が存在する。また、内因性や心因性といった病因にかかわらず、慎重な鑑別診断が行われることなく、安易にADHDという診断がなされる可能性も存在する。本シンポジウムでは、そうした過剰診断に繋がるケースに焦点をあて、適正なADHDの診断がどうあるべきかを考えていきたいと思います。