AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

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[SS11] スポンサードシンポジウム11
嗜好品科学の現在と未来 ― ハーム・リダクションは嗜好品科学を変えるか ― 

2019年10月13日(日) 10:30 〜 12:10 第13会場 (501)

オーガナイザー:宮田 久嗣(東京慈恵会医科大学精神医学講座)、座長:廣中 直行(株式会社LSIメディエンス薬理研究部 / 帝京大学文学部心理学科)、高田 孝二(帝京大学文学部心理学科)

共催:日本たばこ産業株式会社

アルコール、コーヒー、たばこなどの嗜好品は、古来から人間の生活に深く密着し、気分転換、リラクゼーション、人間関係の円滑化などの役割をになってきた。一方で、その精神面への好ましい効果(報酬効果)から嗜好性、依存性に関連し、過剰な摂取は、心身に悪影響をもたらす側面もあった。加えて、近年は、IT技術の発展にともない、ギャンブル性の高いゲームが未成年にも容易に利用可能となり、また、高カフェイン飲料が問題となっている。このようななかで、嗜好品の有益な効果(ストレス緩和、リラクゼーションなど)を維持し、依存性や心身への悪影響を最小限とするために、ハームリダクションの手法が導入されるようになった。具体的には、非燃焼たばこ、低アルコール飲料、低リスクギャンブルなどである。このような手法が、嗜好品の適正使用に有効であるのか、脳科学、認知心理学などの観点から検討することが本シンポジウムの目的である。