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Gender Equality and Young Researchers Support Symposium

Fri. Sep 30, 2022 12:00 PM - 1:30 PM Room A (Hakodate Arena Budokan A)

司会:今田 勝己

過去2年間,新型コロナウィルスが猛威をふるい,その影響は今でも続いています。コロナ禍で,海外進出に難しさを感じてきた若手研究者も多いのではないでしょうか。ただ,今年度の年会はハイブリッド開催になるなど,復調の兆しも見えてきました。2024年度には,国際生物物理会議(International Biophysics Congress)が日本(京都)で開催されることもあり,日本生物物理学会としても国際化に力を入れています。いまこそ,若手研究者は再び世界に目を向けて,キャリアアップを図る時ではないでしょうか。本シンポジウムでは,アメリカ,アジア,ヨーロッパの各地域で研究室を運営する発表者の方に,「どのようにして海外で研究室を運営するにいたったか」,「海外で研究室を運営することの利点・欠点」,そして「海外の言語事情や科研費事情」などについてお話していただきます。また,海外での生活や言語事情についてもお話いただきます。船引様は,1995年に京都大学で博士号取得後,アメリカでのポスドクを経て,2002年からアメリカ・ロックフェラー大学で研究室を主宰し,現在は教授として染色体構造・機能を研究されています。服部様は,2009年に東京工業大学で博士号取得後,アメリカでのポスドクを経て,2015年から中国・復旦大学で研究室を主宰するにいたりました。今年で40歳となり,1児のパパでもあります。御手洗様は,2003年に九州大学で博士号取得後,日本でのポスドク・助教を経て,2009年からデンマーク・ニールスボーア研究所で研究室を主宰するにいたりました。生物と物理の間を行ったり来たりできる環境を楽しんでいるそうです。本シンポジウムでは,多様なバックグラウンドのもと,それぞれの地域で研究室を運営するに至った3名の方に各人30 分程度お話いただきます。ターニングポイント,重要だった選択など経験談をお話していただくとともに,海外でキャリアアップしていく上での現在の問題点などについてお話していただきます。各講演の後には質疑応答の時間を設けます。キャリアアップしていく上での難しい点や問題点,経験談などを共有することによって,今後に生かしていただければ幸いです。学生,若手研究者の方の参加を歓迎します。また,海外でのキャリアアップに興味を持つ,幅広い年齢の研究者の方の参加も歓迎いたします。