第61回日本小児神経学会学術集会(JSCN2019)

セッション情報

実践教育セミナー

[JS1] 実践教育セミナー1
小児科医のための神経画像2019

2019年5月30日(木) 13:00 〜 15:00 第2会場 (4号館1F 白鳥ホール(北))

座長:髙梨潤一(東京女子医科大学八千代医療センター小児科), 大場洋(帝京大学医学部放射線科)

企画・趣旨のねらい

髙梨潤一(Jun-ichi Takanashi)
東京女子医科大学八千代医療センター小児科
大場 洋(Hiroshi Oba)
帝京大学医学部放射線科

 神経画像,特にMRI撮像技術は日進月歩であり,内容を理解し臨床に応用することは小児科医にとって容易ではありません.特に,初学者にとっては踏み込みにくい領域になっているかもしれません.「小児科医のための神経画像」を第53回日本小児神経学会(児玉浩子会長)の実践教育セミナーで始めまして,今回は9回目の開催となります.小児の脳MRI読影に欠かせない講演を3題ご用意いたしました.明日からの診療に役立つ内容と確信しております.
 森墾先生(東京大学・放射線科)は本実践教育セミナーでは唯一9回連続のご講演です.「(小児)神経放射画像診断の勘ドコロ」と題して,今回も切れ味鋭く画像読影の肝に迫っていただきます.
 宇都宮英綱先生(高槻病院・小児神経センター)には,脳形成異常の画像診断につきご講演いただきます.この分野の先駆けである宇都宮先生のご講演を拝聴できる貴重な機会です.本番の第61回日本小児神経学会では「脳形成障害の最先端:分子機構から病態に基づいた治療まで」が企画されています.併せて聴講し,脳形成とその障害の理解を深めていただければ幸いです.
 古川理恵子先生(自治医科大学とちぎ子ども医療センター・小児画像診断部)は新進気鋭の小児放射線科医です.古川先生の豊富な臨床経験の中から「小児中枢神経領域における紛らわしい画像所見」のご講演をいただきます.
 3名のご講演を今から楽しみにしています.多くの小児神経科医のご参加をお待ちしています.