[SKSS-1] The Role of and Cooperation with Disaster Liaison for Pediatrics and Perinatal Medicine
社会活動広報-1
井田孔明 (帝京大学医学部附属溝口病院小児科)
Committee's Seminar
Fri. May 31, 2019 6:30 PM - 8:30 PM Room 7 (Conference Room 431+432, 3F, Bldg. 4)
Chair: Shigemi Kimura (Children's Sleep & Development Medical Research Center, Hyogo Prefectural Center Rehabilitation Hospital), Akira Yoneyama (The Department of Pediatrics, National Rehabilitation Center for Children with Disabilities)
企画・趣旨のねらい
山下裕史郎(Yushiro Yamashita)
久留米大学医学部小児科
米山 明(Akira Yoneyama)
心身障害児総合医療療育センター
近年,地震,豪雨,台風などの大規模災害が多発している.災害は障害の有無に関わらず,同じ様に被害をもたらす.障害のある方にとっては,時に避難が遅れ,また一般の避難所での生活に困難を来す.障害のある方への避難所として福祉避難所があるが,十分でない場合が多い.日本小児科学会では,災害時に被災した妊婦や子ども達の情報を集めて,DMAT等へのつなぎ役として災害時小児周産期リエゾンを各地域に設置することになった.日本小児神経学会では呼吸器を使用している子ども達のため,災害時小児呼吸器地域ネットワークを構築して,災害時小児周産リエゾンと連携していくことにした.呼吸器を使用している子どもだけでなく,重症心身障害児や医療的ケア児は前もって病院等の避難先を決めておくことが肝心と考えている.
また,発達障害は,見えない障害と言われているが,災害時は合理的配慮が不可欠である.避難先としては日常の慣れたところが適しており,特別支援学校が適していると考えている.
このセッションでは,障害のある子どもとご家族が災害時に少しでも困らない様にするために,当事者とその家族と医師をはじめとする支援者らが,日頃から備えるべきことや,災害時にどのように行動すべきかを皆で考えたい.
井田孔明 (帝京大学医学部附属溝口病院小児科)
木村重美 (兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センター)
高田哲 (神戸市総合療育センター,神戸大学大学院保健学研究科)
内山登紀夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科)
浅野睦 (株式会社フォーサイツコンサルティング,一般社団法人リスクマネジメント協会)