九鬼一郎 (大阪市立総合医療センター小児神経内科,大阪市立総合医療センター小児青年てんかん診療センター)
Session information
Symposium
[SY4] Symposium 4
Childhood epilepsy: an update 2019
Fri. May 31, 2019 1:30 PM - 3:30 PM Room 1 (Century Hall, 2F, Bldg.1)
Chair: Tomoyuki Akiyama (Department of Child Neurology, Okayama University), Tetsuhiro Fukuyama (Department of neonatology and intervention, Shinshu University School of Medicine)
企画・趣旨のねらい
秋山倫之(Tomoyuki Akiyama)
岡山大学小児神経科
福山哲広(Tetsuhiro Fukuyama)
信州大学医学部新生児学・療育学講座
近年,小児てんかん診療は診断・治療技術の両面で大きな進歩がみられており,てんかん診療を行う上で臨床医が学ぶべき情報量が急速に増加している.MRIを中心とした画像診断の進歩は限局性皮質異形成をはじめとする脳の構造異常によるてんかんの診断精度を高め,外科手術適応症例を増加させている.遺伝子解析,代謝異常検査,免疫学的検査の進歩は疾患病態の解明に直接的に結びつき,原因を踏まえた特異的な治療を可能にしてきている.また,多くの抗てんかん薬が使用できるようになったことにより,治りやすいとされる特発性てんかんにおいても,長期的な副作用を考慮した治療選択が求められるようになっている.本シンポジウムは,原因診断を踏まえたてんかん診療の現状について分かりやすく解説することで,より多くのてんかん患者に最新医療の恩恵をもたらすことができる機会としたい.
池田浩子 (国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
露崎悠 (神奈川県立こども医療センター神経内科)
日暮憲道 (東京慈恵会医科大学小児科,福岡大学てんかん分子病態研究所)
福山哲広 (信州大学医学部新生児学・療育学講座)