Kenjiro Kikuchi (埼玉県立小児医療センター神経科)
Session information
Committee's Seminar
[CS1] Committee's Seminar 1
Thu. Jun 2, 2022 3:30 PM - 5:30 PM Room 1 (Main Hall B+C)
Chair: Kenjiro Kikuchi(Division of Neurology, Saitama Children's Medical Center),Tomoyuki Akiyama(Department of Child Neurology, Okayama University Hospital)
[JSP①]
【企画・趣旨のねらい】
小児けいれん重積治療ガイドライン2017が発刊されて以来,本邦ではラコサミド静注製剤,ロラゼパム静注製剤,ミダゾラム口腔用液が使用できるようになった.使用可能薬剤が増えた一方で,治療選択肢の多様化により薬剤選択は担当医師の裁量や各医療機関の診療事情に委ねられているのが実情である.ガイドラインは医療事情の変化に合わせて5年程度で改訂作業が求められるため,本セミナーではその改訂内容について概説したい. 改訂作業では適切な用語の使用に努め,てんかん重積状態(SE)で統一し,必要に応じてけいれん性/非けいれん性SEと使い分け,ガイドライン名称も変更した.主要な改訂内容として,1)第1選択薬のベンゾジアゼピン系薬剤をどのように選択するか,2)静脈ルート確保困難な場合の治療について,3)第2選択薬の考え方,4)非けいれん性SEの考え方,について発表する.5つのCQでシステマティックレビューを行い,本邦の医療事情を考慮し推奨グレードを決定した.臨床現場の皆様のご意見を伺いたいと思う.
Masahiro Nishiyama (神戸大学大学院医学研究科小児科、兵庫県立こども病院神経内科)
Ichiro Kuki (大阪市立総合医療センター小児脳神経内科)
Ryuki Matsuura (埼玉県立小児医療センター神経科)
Hiroaki Nagase (神戸大学大学院医学研究科小児科こども急性疾患学)