JSCN2022

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Committee's Seminar

[CS4] Committee's Seminar 4

Thu. Jun 2, 2022 3:30 PM - 5:30 PM Room 5 (Medium Conference Room 201)

Chair: Shigemi Kimura(Children's Rehabilitation, Sleep & Development Medical Center, Hyogo Prefectural Rehabilitation Central Hospital, Kobe, Japan),Soichiro Tanaka(Home care clinic for children Hokkori Sendai)

【企画・趣旨のねらい】
東日本大震災から10年,熊本地震から5年が経過した.東日本大震災では地震による津波によって多くの犠牲者が出て,原子力発電所が被災し今でも放射能汚染の問題は存続している.熊本地震では震度7の地震が2回起こったのが特徴で,多くの被災者がプライベートがない等の理由で,体育館などの避難所で過ごすことが出来ず,車中泊やテント泊となっている.それらの大規模災害の中で医療的ケアの必要な子ども達,特に人工呼吸器装着児の家族は人工呼吸器の電源や医療物資の確保が困難となった.また,神経発達症がある子どもを抱えた家族は,一般の避難所で過ごすことは困難で,また,食糧配給の列に並べずに,まともな食事が摂れない子どもも多くいた.2つの大規模災害を振り返って,今では少しずつ震災に備える準備が出来ている.日本小児科学会では,各地域に災害時小児周産期リエゾンを配置した.また,小児神経学会では,人工呼吸器装着児を対象に災害時小児呼吸器地域ネットワークを構築している.2つの地震の過去,現在を知り,災害に対する未来への対策をみんなで考えたい.