JSCN2022

Session information

Special Symposium

[S11] Special Symposium 11

Sat. Jun 4, 2022 8:30 AM - 10:30 AM Room 3 (Conference Hall A)

Chair: Masumi Inagaki(Tottori Prefectural Tottori Rehabilitation Center),Junichi Furushou(Collage of Education Psychology and Human Studies, Aoyamagakuin University)

【企画・趣旨のねらい】
神経発達症の診断はDSM—5に依拠することが多いが,精神科の診断基準であること,除外診断を行うことが難しいこと,縦断軸の診断が検討されていないことなどから,診断の見直しや,学童・思春期以降に診断にくわえて支援法や併存症の見直しは不可欠である.現在のシステムが中長期の支援をふまえたものとは考えにくい.
そこで,学童期以降の縦断的な診断と併存症の出現時期などについて,シンポジウム「神経発達症の診断の見直しと併存症」を企画した.既存疾患の中核症状は軽快する一方で,併存症の診断が当事者のQOLを低下することはしばしばみられるが,既存の診断にこだわり,新たな支援につながらないことも危惧される.
4名のシンポジストに,縦断的な経過をふまえて,①DCD,②ASDとADHD,③トラウマ,④不安症など精神疾患,それぞれの併存について講演していただく.その後,会員の皆様と,乳幼児期から移行期までの切れ目のない診断・支援について討論を行いたい.