白石優子 (理化学研究所脳神経科学研究センター)
セッション情報
企画シンポジウム
[S4] 企画シンポジウム4:ニューノーマル時代の心理社会的医療と教育
2022年6月2日(木) 13:10 〜 15:10 第5会場 (2F 中会議室201)
座長:門田行史(自治医科大学小児科学)、作田亮一(獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センター)
【企画・趣旨のねらい】
COVID—19の感染拡大は,しばしば子育て支援の中断等を余儀なくされ,継続すべき治療の中断,虐待や不登校等のリスクが高まることが懸念されている.このような環境の変化に対応するため,遠隔支援等のデジタル技術が子どもの安全を守るツールとして活用できれば,多様な状況において持続可能な支援を可能とする,ニューノーマル時代の一つの「イノベーション」として期待できる.
本シンポジウムは,感染蔓延中に歩みを止めず,デジタル技術を駆使して子どもの支援,治療を継続した事業を紹介する.白石優子先生は多様な遠隔心理プログラム,倉根超先生はParent Child Interaction Therapy(親子相互交流療法)の実践とセラピスト教育について紹介する.松田壮一郎先生はASD児保護者を対象としたアプリを用いた遠隔ペアレント・トレーニングを,井上建先生はトウレット症候群への遠隔心理治療の多施設研究,濱谷沙世先生は思春期の精神疾患に対する遠隔認知行動療法について紹介する.
倉根超 (自治医科大学大学院医学研究科)
松田壮一郎 (筑波大学人間系)
井上建 (獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センター)
濱谷沙世 (福井大学子どものこころの発達研究センター)