張山昌論 (東北大学情報科学研究科)
セッション情報
企画シンポジウム
[S5] 企画シンポジウム5:こころの発達を支援するIT療育システム
2022年6月3日(金) 08:30 〜 10:30 第3会場 (4F 大会議室A)
座長:小柴満美子(埼玉医科大学小児科、山口大学工学部、東北大学)、中村俊(東京農工大学)
【企画・趣旨のねらい】
小児神経領域において医工連携が進んでいる状況として,ITを使ったリハビリテーション,AIを使った診断など,これから実用が進んでいく技術の先行検証の一端を紹介する.
またCOVID—19の影響で在宅教育が当たり前になっている状況における発達支援の方向性の探索について報告する.スマートフォンやタブレットのデジタル教材や社会コミュニケーションを助けるICTがよく活用されるようになった.一方,こころの育ちにデジタル教材やインターネットゲームを介したコミュニケーションが,必ずしもよい効果ばかりを産んでいるわけではないことが,子どもたちの睡眠障害やひきこもり,社会不適応など,発達障害に関連する症状の増加に示されている可能性がある.
目的:IT,ICTは,現代人の進化を導く中核となるツールで,新世代であればあるほどデジタルツールへの適応がよい,という特長を活かしながら,病因を慎重に回避するマネージメントをはかり,こころの発達を支援する療育への応用開発に挑戦する6つの報告を行う.Googleグラスを活用したAutism Glassなどの先端状況を紹介する.
大豆生田啓友 (玉川大学教育学部)
伊藤賢治 (株式会社イノテック、山口大学大学院創成科学研究科)
三由野 (ポーザー株式会社)
小柴満美子1、2、3、當本ふさ子2、太田誠2、花朱迪2、依田真由子2、陶テイ2 (1. 埼玉医科大学医学部小児科学、2. 山口大学大学院創成科学研究科、3. 東北大学大学院情報科学研究科)