The 66th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Neurology

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Committee Seminar

[CS10] Paper writing & pear review process as part of career development by contribution to academic activities

Sat. Jun 1, 2024 10:10 AM - 11:40 AM Room3 (Bldg.4 1F Shirotori Hall (South))

Organizer:Masafumi Morimoto(Department of Medical Science, School of Nursing, Kyoto Prefectural University of Medicine),Toshiyuki Yamamoto(Department of Genetic Medicine, Division of Advanced Biomedical Sciences, Graduate School of Medicine, Tokyo Women's Medical University)

昨今、社会の役職における男女差が話題になることが多い。日本小児神経学会の会員に占める女性の割合は他分野と比べても比較的高い方であるが、会員における男女比と、評議員などの役職における男女比率を比べると、評議員に占める女性の割合が低いというのが現状である。このような役職における男女比をまっとうにするために、どのような取り組みが必要か、多くの議論がなされているが、本企画では、機関誌への論文投稿と査読への関わりについて、キャリア形成という観点から議論したみたい。というのも、現在の評議員の採否のプロセスにおいては、業績が最も重視されているからである。その理由として、会員の活動を評価する際、診療実績や社会活動実績では優劣をつけることが難しいからということがある。それに対して、機関誌への論文アクセプトの数を尺度にすると、数値として客観的に比較しやすい。これは日本小児神経学会特有の事情ではなく、科研費や特別研究員の採否など、公募で行われるcompetitionでも同様である。したがって、学術領域でキャリア形成をするためには、論文での業績を向上させるのがもっとも有用なのである。では具体的に、日本小児神経学会の機関誌であるBrain & Developmentや脳と発達での論文アクセプトを得るためには、具体的にどのような取り組みをすれば良いか、現在編集に関わる委員からお話をいただく。論文投稿には作法があり、どのように取り組めばアクセプトを得やすいか議論したい。一方、査読付き論文のシステムでは、匿名ボランティアによる査読が必須である。匿名ボランティアによる査読がなぜ重要か、学会の使命と、そこに参画する学会員の責務としての査読システムを考えてみたい。そして、機関誌における論文発表や査読への関わりが、学会におけるキャリア形成に繋がることを会員諸氏と再確認する機会としたい。

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