○根津 敦夫 (横浜医療福祉センター港南神経小児科)
セッション情報
学会委員会主催セミナー
[CS3] 小児痙縮ジストニア診療ガイドライン策定WG 主催セミナー:小児痙縮ジストニア診療ガイドライン2023に基づく治療アルゴリズム
2024年5月31日(金) 14:50 〜 16:20 第2会場 (4号館 1F 白鳥ホール(北))
座長:根津 敦夫(横浜医療福祉センター港南 神経小児科),北井 征宏(ボバース記念病院 小児神経科)
小児期の痙縮・ジストニアは、運動発達や効率的な理学・作業療法に悪影響をもたらすだけでなく、罹患筋の弾性低下や罹患肢の骨の成長抑制による拘縮変形・肢長差などの二次障害を引き起こす。また、疼痛・睡眠障害を伴ったり、安楽な姿勢保持が困難であったり、あるいは長期的には強度の脊柱変形に発展する可能性もある。そのため、成人期以上に、早期に適切かつ効果的な治療が要求される。主に脳性麻痺などによる痙縮・ジストニアの治療は、個々の患児の特性・年齢や体格・罹病範囲・重症度などに応じて選択されなければならない。また、重症の場合は、複数の治療の連携も必要になる。このセミナーでは、小児痙縮ジストニア診療ガイドライン2023に基づいて、各治療の特徴を解説し、初期段階から病状に応じて、どのように治療を選択し、どのように他の治療へ移行あるいは併用してゆくのか、それぞれの診療科の立場から最良の治療アルゴリズムを検討する。
○井原 哲 (東京都立小児総合医療センター脳神経外科)
○金城 健 (沖縄県立南部医療センター・こども医療センター小児整形外科)
○宮田 世羽1,2 (1.杏林大学医学部小児科, 2.東京都立神経病院神経小児科)