○Hideki Shimomura (Department of Pediatrics, Hyogo Medical University School of Medicine, Nishinomiya, Japan)
Session information
Symposium
[S16] Future Prospects for migraine
Fri. May 31, 2024 10:10 AM - 11:40 AM Room5 (Bldg.2 2F 222+223)
Organizer:Hideo Enoki(Department of Pediatrics, Kawasaki Medical School),Gaku Yamanaka(Tokyo Medical University)
片頭痛の治療は進歩しています。一方で、当たり前のことですが片頭痛の治療は片頭痛に対して有効です。片頭痛をしっかりと診断し、最新の治療を有効的に活用するために、本シンポジウムでは小児片頭痛の基本から最新の治療や痛みの概念、さらには片頭痛のモデルマウスまで幅広く学んでいただきます。
まずは、小児の片頭痛の特徴から小児頭痛診療を行う上で問題となる起立性調節性障害について概説し、近年、注目されているカルシトニン遺伝子関連の治療について成人領域での効果やその使い方のコツについてご指導いただきます。また、組織が傷つくことによる「侵害受容性疼痛」や神経が損傷して起こる「神経障害性疼痛」ではなく、第3の痛みとして組織や神経が障害されていないにもかかわらず、痛みを感じてしまう「痛覚変調性疼痛」についても解説いただきます。さらに、驚くことに片頭痛にはモデルマウスがあります。マウスで頭痛が評価できるか? 素朴な疑問がわくかもしれませんが、片頭痛のモデルマウスを通して片頭痛研究の進歩を実感いただけることと思います。
それぞれの分野のエキスパートの先生から片頭痛の基礎(基本)から臨床(応用)までご講演いただきます。本シンポジウムが先生方の明日からの診療に役立ち、リサーチマインドの刺激になれば幸いです。
○Yasuhiko Matsumori (Sendai Headache and Neurology clinic)
○Masahiko Sumitani (Department of Pain and Palliative Medicine, The University of Tokyo Hospital, Tokyo, Japan)
○Hidenori Aizawa, Qing Zhang, Takashi Handa (Department of Neurobiology, Graduate School of Biomedical and Health Sciences, Hiroshima University, Hiroshima, Japan)