第66回日本小児神経学会学術集会

セッション情報

シンポジウム

[S9] シンポジウム9:超早産児における限局性学習症について考える

2024年5月30日(木) 09:40 〜 11:10 第6会場 (2号館 3F 234)

座長:竹内 章人(国立病院機構岡山医療センター小児神経内科),福井 美保(大阪医科薬科大学小児科,大阪大谷大学教育学部)

在胎期間28週未満の超早産児の生存率は90%を超えるようになり、神経学的予後としてもIQや脳性麻痺だけでなく自閉スペクトラム症や注意欠如多動症などの神経発達症の合併が注目されるようになってきた。就学後までの長期間のフォローアップにより、超早産児では平均域以上のIQであったとしても学習上の困難さを抱えることが多いことも報告されている。本シンポジウムでは超早産児における限局性学習症の合併について、特に読字障害にフォーカスしてそのリスク因子や頻度、病態生理、支援などについて考えていきたい。超早産児の読字障害に関する疫学、フォローアップ外来での音読検査から見えてきたもの、世界での脳画像研究のまとめやこれからの展望、視知覚機能や高次脳機能との関連、学齢期の学習支援外来のとりくみなどについて4名の演者にご発表をいただき、ディスカッションを深めることで早産児の限局性学習症のより良い支援を考える。

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