The 15th Conference of the Japanese Society for Cognitive Psychology

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[S2] 〔支援隊企画ワークショップ〕公正・罰に関する心理学的研究の現状とこれから: 行動計測アプローチと脳機能計測アプローチから

Sat. Jun 3, 2017 1:15 PM - 3:15 PM Symposium (Room 517)

企画者:新岡 陽光(法政大学大学院人文科学研究科)
話題提供者:森芳 竜太(東京大学)、斉藤 真由(東京大学)、福島 由依(日本大学)、新岡 陽光(法政大学)
指定討論者:綿村 英一郎(大阪大学)

[S2] 公正・罰に関する心理学的研究の現状とこれから: 行動計測アプローチと脳機能計測アプローチから

新岡 陽光1、森芳 竜太2、斉藤 真由2、福島 由依3、綿村 英一郎4 (1. 法政大学、2. 東京大学、3. 日本大学、4. 大阪大学)

「人が人を裁く」とはどのようなどのような判断方略に基づくのか.その心理的背景にある公正さとは何か.こうした問いに対し,心理学の領域からはどのようなアプローチが可能なのか.2009年に導入されている裁判員制度をきっかけとして,わが国においても「裁き」というテーマに対する関心が高まり,関連する研究もある程度蓄積されてきた(e.g., 唐沢、2014; Oka, 2009; Watamura, Saeki, Niioka, & Wakebe, 2016).それらの研究知見を統合すると,罰を与える心理,公正さを認知する心理状態には,社会的動物であるヒトの"心"の基礎的機能が深く関わっていることが示唆される.本ワークショップでは,主に若手の研究者を中心に,まさに今"on going"な研究やアイデアを紹介してもらい,他者を裁くというヒトの心の神髄に迫ってみたい.加えて,近年注目されてきている脳機能計測アプローチが,これまでの行動計測アプローチで明らかにできなかったどの部分を明らかにすることができるのかという点についての報告も踏まえ,公正・罰研究の現状と展望についてフロアの方々を交えながら議論を深めていきたいと考えている.

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