○澤本 伸克 (京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻近未来型人間健康科学融合ユニット)
セッション情報
ランチョンセミナー
[LS11] ランチョンセミナー11
「アミロイドPETを用いたアルツハイマー病の臨床診断」
2024年11月22日(金) 12:00 〜 12:50 第5会場 (3F 中会議室(A・B))
座長:小野 賢二郎(金沢大学医薬保健研究域医学系脳神経内科学)
共催:日本メジフィジックス株式会社 後援:日本脳神経核医学研究会/日本核医学会
アルツハイマー病を緩徐進行性高次脳機能障害、脳形態画像での進行性脳萎縮などで診断した場合の感度は71-87%、特異度は44-71%とされていた (Beach et al., J Neuropathol Exp Neurol 2012, Varma et al., JNNP 1999)。現在、アミロイドβ、リン酸化タウなどのバイオマーカーの臨床利用によって、臨床診断の精度は大きく向上している。しかし、陽性・陰性の判断に難渋する例や、脳脊髄液とPETのアミロイド病理所見の乖離例など、新たな問題に臨床家は直面している。本セミナーでは、こうした臨床的問題について議論したい。