第43回日本認知症学会学術集会

セッション情報

ランチョンセミナー

[LS14] ランチョンセミナー14

認知症の予防・早期診断・早期治療に向けた取り組みと課題

2024年11月23日(土) 12:00 〜 12:50 第2会場 (1F 多目的展示ホール(B))

座長:三村 將(慶應義塾大学予防医療センター)

共催:大塚製薬株式会社 メディカル・アフェアーズ部

我々は,大分県臼杵市の認知症対策として医師会、介護、行政、大分大学医学部による多職種連携体制を構築して認知症の啓発、予防、早期診断・早期治療を継続してきた。2015年からは、ウェアラブル生体センサを用いた生活習慣における認知症リスク因子の発掘に向けた前向きコホート研究を実施し、高齢者の認知症予防における運動、睡眠、会話の重要性を明らかにした。また、医療機能の分化と連携により、かかりつけ医でのスクリーニングから専門医による診断・治療まで切れ目のない医療提供が可能となり、介護・ケアと協働することで介護負担が高く、予後にも影響するAgitationなどのBPSDへの対応レベルも向上した。