○藤城 弘樹 (名古屋大学大学院医学系研究科精神医学)
セッション情報
ランチョンセミナー
[LS16] ランチョンセミナー16
MIBGを活用したProdromal DLBの早期診断
2024年11月23日(土) 12:00 〜 12:50 第4会場 (1F コンベンションホール(B))
座長:小野 賢二郎(金沢大学医薬保健研究域医学系脳神経内科学)
共催:PDRファーマ株式会社
アルツハイマー病(AD)に対する抗アミロイド療法の登場に伴い、脳病態を的確に把握した臨床診断が日常診療で求められている。そのため、ADに次いで頻度の高いレビー小体型認知症(DLB)の早期診断が重要となり、Prodromal DLBの臨床診断基準が作成された。レム睡眠行動障害や自律神経障害がDLB発症にしばしば先行し、診断バイオマーカーとして、心臓交感神経脱落を反映するMIBG心筋シンチグラフィーが明示されている。本講演では、DLBの早期診断にあたり、前駆症状としてのレム睡眠行動障害の病歴聴取とMIBG心筋シンチグラフィーの有効活用について概説する。