第43回日本認知症学会学術集会

セッション情報

ランチョンセミナー

[LS17] ランチョンセミナー17

認知症予防を目指した早期発見・早期介入と地域連携

2024年11月23日(土) 12:00 〜 12:50 第5会場 (3F 中会議室(A・B))

座長:橋本 衛(近畿大学医学部精神神経科学教室)

共催:東和薬品株式会社

認知症リスクとして高血圧、糖尿病などの生活習慣病、運動不足、社会参画の減少など多様な危険因子が指摘されている。認知症のリスク低減では、複数の因子に同時に介入する多因子介入が主流になりつつある。FINGER研究の成功を踏まえ、わが国でも軽度認知障害を対象にJ-MINT研究が行われた。アドヒアランスの高い参加者では認知機能の低下が明らかに抑制された。また、多因子介入により高いレスポンスが期待できる高齢者の特性も明らかになった。今後、地域の介護予防やもの忘れ外来でも多因子介入が普及することが期待される。認知症発症前からのリスク低減を行える地域連携についても議論したい。