○田上 真次 (医療法人社団澄鈴会箕面神経サナトリウム/大阪大学大学院医学系研究科)
セッション情報
ランチョンセミナー
[LS3] ランチョンセミナー3
「認知症治療における漢方薬への期待と展望」
2024年11月21日(木) 12:00 〜 12:50 第3会場 (1F コンベンションホール(A))
座長:乾 明夫(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科漢方薬理学講座)
共催:クラシエ薬品株式会社
昨年、アルツハイマー病疾患修飾薬治療がようやく始まり、対症療法から根本治療・発症予防へとシフトして行くことが期待される。しかし現況では認知症BPSDへの対応が必要な状況が続いている。とりわけ不食やアパシーといった陰性症状に有効な手立てが少ない。本セミナーではこれらに効果が期待できる漢方薬を紹介する。
抑肝散および抑肝散加陳皮半夏はevidenceの蓄積もあり、認知症性疾患に伴うBPSDの治療に広く用いられるようになった。治療の選択肢が広がり喜ばしい一方、「安全そうだから取り敢えず投薬しておく」といった処方動機もあるかに思われる。漢方製剤の対象とすべきBPSDの内容を整理し、認知症性疾患の治療戦略について概説する。
○眞鍋 雄太 (神奈川歯科大学歯学部臨床先端医学系認知症医科学分野認知症・高齢者総合内科)