The 43rd Annual Meeting of Japan Society for Dementia Research

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ミニシンポジウム

[MSY2] ミニシンポジウム2「TDP-43プロテイノパチースペクトラム:先達に聞く」

Sat. Nov 23, 2024 11:00 AM - 11:50 AM 第3会場 (1F コンベンションホール(A))

座長:新井 哲明(筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学)

1994年に前頭側頭型認知症(FTD)の概念が提唱されて以降研究が進んだが、それ以前より我が国では、Pick球を伴わずにユビキチン陽性封入体が出現するFTD例について研究されていた。さらに、FTDのMND型は、それ以前に我が国において、MNDを伴う初老期認知症あるいは認知症を伴うALSとして報告され、ユビキチン陽性封入体の存在が記載されていた。2006年、封入体の構成蛋白としてTDP-43が同定され、TDP-43プロテイノパチーという概念が提唱された。これらについて我が国の研究者が果たした役割は大きいことから、本ミニシンポジウムでは、先達に本研究領域の歴史および今後の展望等についてお話しいただく。