○粟田 主一 (東京都健康長寿医療センター認知症未来社会創造センター)
Session information
ミニシンポジウム
[MSY4] ミニシンポジウム4「独居認知症高齢者等の尊厳ある地域生活の継続をめざして」
Sat. Nov 23, 2024 11:00 AM - 11:50 AM 第5会場 (3F 中会議室(A・B))
座長:鷲見 幸彦(認知症介護研究研修大府センター)
国民の平均寿命の延伸と少子高齢化の進展によって,認知症とともに一人で暮らす高齢者の数は21世紀の前半に急速に増加し,その総数は2025年の段階で147万人,2040年の段階で181万人に達するものと予測されている.また,独居認知症高齢者の人口に占める割合は年齢階級とともに高くなり,85歳以上の男性の7%,女性の14%が独居認知症高齢者になるものと予測される.しかし,今日の社会環境のなかで,認知症とともに一人暮らしを続けることは容易なことではない.厚生労働科学研究では,2019年度より独居認知症高齢者等の尊厳ある地域生活の継続をめざした研究プロジェクトが継続的に稼働しているが,本セッションではその成果を踏まえて,今日のわが国の独居認知症高齢者の生活課題と課題解決に向けて取り組むべきことのポイントを要約する.また,その中でも,独居認知症高齢者のケアマネジメント,意思決定支援,従来の成年後見制度の枠組みを超えた新たな権利擁護支援のあり方などにフォーカスをあてて,独居認知症高齢者の尊厳ある地域生活の継続をめざした取り組みについて情報共有と意見交換を図りたい.
○石山 麗子 (国際医療福祉大学大学院)
○水島 俊彦1,2,3 (1.日本司法支援センター本部, 2.一般社団法人日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan), 3.社会デザイン研究所)