The 43rd Annual Meeting of Japan Society for Dementia Research

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シンポジウム

[SY11] シンポジウム11「Lewy小体病の多彩な病態に迫る」

Thu. Nov 21, 2024 3:00 PM - 4:40 PM 第3会場 (1F コンベンションホール(A))

座長:波田野 琢(順天堂大学大学院医学研究科神経学),前田 哲也(岩手医科大学医学部内科学講座脳神経内科・老年科分野)

レヴィー小体はα-シヌクレインが異常凝集して不可溶化し、中枢および末梢神経系の神経細胞体あるいは軸索内に蓄積した封入体である。パーキンソン病の青斑核や黒質などで発見され臨床病理学的意義は確立された。レヴィー小体型認知症、レム睡眠行動障害や進行性自律神経機能不全症などとともに一括してレヴィー小体病と呼ばれる。臨床的にはMIBG心筋シンチグラフィーによりレヴィー小体の存在を推定することも可能である。またレヴィー小体ではないものの多系統萎縮症はオリゴデンドログリア細胞にα-シヌクレインの凝集体を形成する。このシンポジウムではレヴィー小体にフォーカスして関連する病態について基礎的あるいは臨床的に議論を深めたい。