○Eric McDade (Dominantly Inherited Alzheimer Network; Washington University School of Medicine)
セッション情報
シンポジウム
[SY12] シンポジウム12「遺伝性アルツハイマー病とDIAN研究」
2024年11月21日(木) 15:00 〜 16:40 第5会場 (3F 中会議室(A・B))
座長:池内 健(新潟大学脳研究所生命科学リソース研究センター),関島 良樹(信州大学医学部脳神経内科,リウマチ・膠原病内科)
遺伝性アルツハイマー病(AD)は孤発性ADと比較して希少であるが、ADの病態の理解に大きく貢献してきた。DIAN(dominantly inherited Alzheimer's disease)研究は無症候者を中心とした遺伝性AD家系員を対象とした観察研究としてスタートし、AD発症前のバイオマーカー変化を時間軸とともにに明らかにするのなど、AD研究に大きなインパクトを与えた。全世界で500人以上の遺伝性AD家系員がグローバルDIAN研究に参加しており、その詳細なデータが昨年発表された(McKay et al. Nat Neurosci 2023)。本シンポジウムではグローバルDIANおよびDIAN-Japanの成果を共有し、遺伝性AD研究の最前線を発表いただく。またDIAN観察研究を基盤に、抗アミロイドβ抗体薬と抗タウ抗体薬を併用するDIAN NexGen治験が国内外で開始された。このような治験を促進するためのトライアルレディコホートHED-TRC研究をあわせて紹介する。
○池内 健 (新潟大学脳研究所生命科学リソース研究センター)
○新美 芳樹 (東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学/東京大学医学部附属病院早期・探索開発推進室)
○関島 良樹 (信州大学医学部脳神経内科,リウマチ・膠原病内科)