○太田 康之 (山形大学医学部内科学第三講座神経学分野)
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シンポジウム
[SY18] シンポジウム18「軽度認知障害(MCI)の診療と認知症予防」
Fri. Nov 22, 2024 1:00 PM - 2:40 PM 第2会場 (1F 多目的展示ホール(B))
座長:木村 成志(大分大学医学部脳神経内科),太田 康之(山形大学医学部内科学第三講座神経学分野)
軽度認知障害(mild cognitive impairment;MCI)とは、認知症の前段階を指す臨床的な概念であり、認知機能の低下を認めるため正常ではないが、認知症ではない状態を指す。認知症の早期診断と発症予防の重要性が認識され、MCIの疾患概念がつくられたが、昨年にレカネマブが国内承認され、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease; AD)の病態を持つMCIが治療対象になったことから、ますますMCI診療が重要になっている。しかしMCIの臨床診断には課題があり、バイオマーカーの利用については知見を深める必要がある。また、認知症予防の観点から、MCI診療を改めて見直す必要がある。本シンポジウムでは、MCIの最新の知見をもとに、現在のMCI診療と認知症予防の課題を明らかにする。
○木村 成志 (大分大学医学部脳神経内科)
○櫻井 孝, 荒井 秀典 (国立長寿医療研究センター)
○篠原 もえ子, 小野 賢二郎 (金沢大学医学系脳神経内科学)
○佐治 直樹 (国立長寿医療研究センターもの忘れセンター)