The 43rd Annual Meeting of Japan Society for Dementia Research

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シンポジウム

[SY21] シンポジウム21「ApoEの病的・生理的役割再考(ディベートセッション)」

Fri. Nov 22, 2024 1:00 PM - 2:40 PM 第6会場 (4F プレゼンテーションルーム)

座長:里 直行(国立長寿医療研究センター),齊藤 貴志(名古屋市立大学脳神経科学研究所)

ApoE遺伝子型がアルツハイマー病の強い遺伝因子であることが報告されてから、約30年が経過した。しかし、ApoEを標的とした治療法の開発はいまだ十分ではない。ApoEは脂質を運ぶアポリポ蛋白であり、脂質代謝に重要な分子でもある。実際、ApoE2遺伝子はアルツハイマー病に抑制的であるが、Ⅲ型脂質異常症の原因である。さらに最近、Presenilin変異の家系でAD発症に抑制的であると報告されたChristchurch変異も同様にⅢ型脂質異常症の原因であることが1980年代に報告されている。こういった背景をふまえ、今回あらためて、ApoEの病的および生理的役割を再考しディベートを行うことによって、認知症におけるApoEの役割の理解とそれに基づく臨床への応用につながれば幸いである。

宮下 哲典1, 原 範和1, 大日方 藍1, 月江 珠緒1, 長谷川 舞衣1, 春日 健作1, 菊地 正隆1, 他田 真理2, 柿田 明美3, 吉田 眞理4, 佐野 輝典5, 高尾 昌樹5, 荒川 晶6, 齊藤 祐子6, 村山 繁雄6,7, 金田 大太8, 橋詰 良夫8, 光森 理紗9, 尾崎 浩一9, 池内 健1 (1.新潟大学脳研究所遺伝子機能解析学分野, 2.新潟大学脳研究所脳疾患標本資源解析学分野, 3.新潟大学脳研究所病理学分野, 4.愛知医科大加齢医科学研究所, 5.国立精神・神経医療研究センター臨床検査部ブレインバンク, 6.東京都健康長寿医療センター高齢者ブレインバンク, 7.大阪大学連合小児ブレインバンク部門, 8.福祉村病院神経病理研究所, 9.国立長寿医療研究センター研究所メディカルゲノムセンター)

山田 薫1, 原 範和2, 他田 真理3, 坂本 亜沙美1, 池内 健2, 宮下 哲典2, 岩坪 威1,4 (1.東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野, 2.新潟大学脳研究所、生命科学リソースセンター・バイオリソース研究部門, 3.新潟大学脳研究所、脳疾患標本資源解析学分野, 4.国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)