The 43rd Annual Meeting of Japan Society for Dementia Research

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シンポジウム

[SY29] シンポジウム29「MCI-LB診断の課題と展望」

Sat. Nov 23, 2024 9:00 AM - 10:40 AM 第3会場 (1F コンベンションホール(A))

座長:藤城 弘樹(名古屋大学大学院医学系研究科精神医学),池田 学(大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室)

アルツハイマー病に対する抗アミロイド療法の登場に伴い、MCIにおける脳病態を的確に把握した診断が日常診療で求められている。DLBの剖検脳の多くがβアミロイド沈着を認めるが、その経時的な蓄積過程は明らかとなっていない。孤発性レム睡眠行動障害(RBD)やパーキンソン病(PD)もMCIを呈し、それぞれ中核的特徴(RBDとパーキンソニズム)の程度がDLBよりも顕著だが、神経心理学的特徴・支持的症状・バイオマーカー所見などが重複する。本シンポジウムでは、レビー小体病によるMCI(MCI-LB)の病理学的背景に加え、孤発性RBD、PD-MCI、MCI-LBの観点から総括し、MCI診療の向上を目的とした。

宮本 雅之1,2, 宮本 智之3 (1.獨協医科大学病院睡眠医療センター/脳神経内科, 2.獨協医科大学看護学部看護医科学(病態治療)領域/大学院看護学研究科, 3.獨協医科大学埼玉医療センター脳神経内科)