第43回日本認知症学会学術集会

セッション情報

シンポジウム

[SY4] シンポジウム4「認知症疾患の生化学解析、クライオ電顕など」

2024年11月21日(木) 09:00 〜 10:40 第5会場 (3F 中会議室(A・B))

座長:長谷川 成人(東京都医学総合研究所認知症プロジェクト),久永 眞市(東京都立大学理学研究科生命科学専攻神経分子機能研究室)

近年、クライオ電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析は検出器の発明と解析ソフトの開発で飛躍的に進歩し、構造生物学の世界に革命をもたらしている。認知症疾患の患者脳に蓄積するタウ、αシヌクレイン、TDP-43、Aβなどの構造が次々と明らかにされ、タンパク質の構造に基づいた疾患分類が提唱されている。認知症の診断プローブ開発や治療薬開発もつながるクライオ電顕解析について、これまで何がどこまで解明されたか紹介していただき、今後どのような応用が考えられるかなどについて議論したい。

下中 翔太郎1,2, 石黒 幸一3, 本井 ゆみ子2,3, 服部 信孝3, 長谷川 成人1 (1.東京都医学総合研究所脳・神経科学研究分野認知症プロジェクト, 2.順天堂大学大学院認知症治療学講座, 3.順天堂大学大学院脳神経内科)