電気化学会第88回大会

ランチ交流会

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講演概要

安川 雪子(千葉工業大学)

これまでを振り返り、研究そのものに匹敵するくらい研究者の「生き方」にも、多様性や既存の価値観にとらわれない柔軟性が求められると実感してきました。
今まで様々な岐路に立ってきましたが、私が何を道しるべに道を選択してきたのか、その時々で何に支えられたかについてお話させていただきます。新しいことや冒険が苦手な平凡な私が、今までどのようにして研究を続けてこられたのかをお話させていただきます。若い研究者が元気になる小さなヒントになればと思います。
 
石井あゆみ(桐蔭横浜大学)
この度は、栄誉ある電気化学会女性躍進賞をいただき、大変光栄に存じます。私は現在、有機と無機を界面で化学的に融合したハイブリッド材料の光機能を生かして、微弱な光や近赤外光、偏光といった「目に見えない光」を操作・検出する新しい材料や素子開発を行なっています。一人では考えつかないこと、実行できないことも、研究分野を超えた交流や融合、そして周囲の理解と協力に支えられ、新しい道を切り開くことができました。当日は、研究や子育ての環境(チャンス)をポジティブに作るためにどうしてきたか、これまでの経験を簡単にご紹介します。
 
藤田 恭子(東京薬科大学)
研究目的の達成に向けて考え、実証するための方法等を模索しながらチャレンジするという創造的活動にはまった私のケースについてお話しします。研究を進めるにあたり周りの方々にも大変恵まれ、楽しみながらいろいろな経験をさせてもらいました。あまり難しく考えすぎず、もしどうしても駄目だったらその時に考えようと進んできました。研究だけでなく、家庭との両立についても同じようなスタンスで、私なりにできるようにやっています。一人で全部やる必要はない(できない)、頼れるところはお願いする、完璧はめざさないと腹をくくると楽になり、いろいろなことを楽しむ余裕ができると思います。