The 59th Annual Meeting of the Japanese Association of Educational Psychology

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ポスター発表 PD(01-83)

ポスター発表 PD(01-83)

Sun. Oct 8, 2017 10:00 AM - 12:00 PM 白鳥ホールB (4号館1階)

10:00 AM - 12:00 PM

[PD40] スポーツ場面における随伴経験尺度作成の試み

山本晃輔 (大阪産業大学)

Keywords:随伴経験, スポーツ, 自尊感情

目   的
 日常生活の様々な場面で,自分の努力がそれに見合うだけの結果につながる場合とつながらない場合がある。前者の経験は随伴経験,後者の経験は非随伴経験と呼ばれ,これまで対人場面,学習場面に焦点を当てた尺度が開発されてきた(e.g., 牧・関口・山田・根建, 2003; 豊田・濱邊・浦, 2013)。本研究では,随伴経験が関与する状況の中から,新たにスポーツ場面に注目し,随伴経験尺度の作成を試みる。
方   法
 参加者 大学生106名(男性86名,女性20名),平均年齢は20.26歳であった。
 調査用紙 スポーツ場面における随伴経験尺度を作成するために,事前に大学生46名(男性30名,女性16名)を対象に自由記述による予備調査を行った。収集した自由記述から随伴経験と非随伴経験に該当する記述を集計し,10項目ずつ計20項目を作成した。質問紙は1:あてはまらない−5:あてはまるの5段階であった。加えて,自尊感情尺度(山本・松井・山成, 1982)5段階10項目と,エゴグラムチェックリスト(杉田, 1990)3段階50項目を用いた。
 手続き 調査は授業時間に集団で実施された。実施時間は約15分であった。
結果と考察
 欠損値のあったデータを除外し,最終的な有効回答数は99枚であった。随伴経験尺度の評定値について主因子法によるプロマックス回転を用いた因子分析を行った結果がTable 1である。全体の信頼性係数を算出すると,α=.88であり,高い内的一貫性が得られた。自尊感情尺度との相関係数を算出すると,随伴経験合計値とはr=.17(n.s.)であり,非随伴経験合計値とはr=-.21(p<.05)であった。またエゴグラムとの相関係数を算出すると,随伴経験とCP(r=.37),A(r=.24),FC(r=.21)の間にいずれも有意な関係が示された(p<.05)。これらの検討は一部先行研究を追認するものであり,以上の検討から,スポーツ場面における随伴経験尺度の信頼性および妥当性が確認された。