[PC74] 大学生の成長を捉えるための取り組み
四日市大学成長スケール2016年度作成版における新入生の縦断的変化
Keywords:大学生, ルーブリック, 縦断的変化
問題と目的
本発表では,新入生の縦断的変化から大学生の成長について検討する。四日市大学では,大学生の成長を捉えるための測度として,四日市大学成長スケール2016 年度作成版を開発した。四日市大学成長スケール2016 年度作成版は,ルーブリック評価の手法を基軸としている。本発表では,ルーブリック評価の手法により捉えられる大学生の成長について,新入生を対象とした2時点の縦断的調査から,検討することを目的とする。
方 法
1. 参加者と調査時点
参加者は,四日市大学の3 学部(経済学部・環境情報学部・総合政策学部)に所属する2016年4月入学の1 年生(新入生)で,集計の対象者は146 名であった。第1回目の調査時点は2016年9月,第2回目の調査時点は2017年3月であった。
2. 測度
四日市大学成長スケール2016 年度作成版
①学年・学部を含む基本情報 ②9個の成長指標と各成長指標4 段階(Step 1,Step 2,Step 3,Step 4)から成る成長指標ルーブリック
3. 調査手続き
①調査票回答 ②調査票に基づく教員との面談
結 果
1. 2時点における各段階の参加者数の変化
2時点における各段階の参加者数の変化をTable 1に示した。第1回目の調査時点から第2回目の調査時点への変化で,Step 1,Step 2の参加者数の割合は減少していた。一方,Step 3,Step 4の人数の割合は増加していた。
2. 2時点における変化の様相別の参加者数
2時点における変化の様相を,「上昇」(下位の段階から上位の段階への変化),「下降」(上位の段階から下位の段階への変化),「変化なし」の3様相に分類して,それぞれの参加者数を集計した(Table 2)。最も参加者数の多かった様相は,「変化なし」で,次に多かった様相が「上昇」,最も少なかった様相が「下降」であった
考 察
四日市大学成長スケール2016年度作成版に基づく,新入生を対象とした2時点の縦断的調査において,新入生の成長と考えられる結果が示されることが明らかになった。今後は,他の学年を対象とした調査や,より長期間の縦断的調査を実施した結果から,大学生の成長について考える必要があると考えられる。
本発表では,新入生の縦断的変化から大学生の成長について検討する。四日市大学では,大学生の成長を捉えるための測度として,四日市大学成長スケール2016 年度作成版を開発した。四日市大学成長スケール2016 年度作成版は,ルーブリック評価の手法を基軸としている。本発表では,ルーブリック評価の手法により捉えられる大学生の成長について,新入生を対象とした2時点の縦断的調査から,検討することを目的とする。
方 法
1. 参加者と調査時点
参加者は,四日市大学の3 学部(経済学部・環境情報学部・総合政策学部)に所属する2016年4月入学の1 年生(新入生)で,集計の対象者は146 名であった。第1回目の調査時点は2016年9月,第2回目の調査時点は2017年3月であった。
2. 測度
四日市大学成長スケール2016 年度作成版
①学年・学部を含む基本情報 ②9個の成長指標と各成長指標4 段階(Step 1,Step 2,Step 3,Step 4)から成る成長指標ルーブリック
3. 調査手続き
①調査票回答 ②調査票に基づく教員との面談
結 果
1. 2時点における各段階の参加者数の変化
2時点における各段階の参加者数の変化をTable 1に示した。第1回目の調査時点から第2回目の調査時点への変化で,Step 1,Step 2の参加者数の割合は減少していた。一方,Step 3,Step 4の人数の割合は増加していた。
2. 2時点における変化の様相別の参加者数
2時点における変化の様相を,「上昇」(下位の段階から上位の段階への変化),「下降」(上位の段階から下位の段階への変化),「変化なし」の3様相に分類して,それぞれの参加者数を集計した(Table 2)。最も参加者数の多かった様相は,「変化なし」で,次に多かった様相が「上昇」,最も少なかった様相が「下降」であった
考 察
四日市大学成長スケール2016年度作成版に基づく,新入生を対象とした2時点の縦断的調査において,新入生の成長と考えられる結果が示されることが明らかになった。今後は,他の学年を対象とした調査や,より長期間の縦断的調査を実施した結果から,大学生の成長について考える必要があると考えられる。