日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(発達)

[P] ポスター発表(発達): P001-P054

2020年9月19日~21日

[P027] 大学における親子とのふれあい体験プログラム

「おやこde先生の未来教室」実践報告

相馬 花恵1, 宮岡 幸江2, 村野 裕子2 (1.駿河台大学, 2.特定非営利活動法人子育て家庭支援センターあいくる)

Keywords:次世代育成能力、親子とのふれあい体験、青年期

少子化の深刻化や児童虐待の増加など,子ども・子育てをめぐる社会的問題の根底には,子どもとの接触経験が不足した状態で親になる者の増大や,親になることや育児そのものに対して不安を抱く者の増大が関係していると指摘されている。こうした指摘を受け,今日では,親になる前段階にある青年期を対象とした次世代育成支援にも注目が集まっている。いっぽう,大学教育の現場において,こうした教育プログラムを実践する試みはまだ少ない。親になる直前の世代である大学生を対象とした次世代育成支援をより充実・発展させるためにも,大学における教育プログラムの実施とその効果に関する知見の蓄積が求められているといえる。こうした現状を踏まえ,発表者らは,2018年度より大学生を対象とした,乳幼児とその親とのふれ合い体験プログラム(「おやこde先生の未来教室」)を実施してきた。本発表では,上記プログラムの内容とその意義について,参加学生らの感想と共に報告する。