日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P068] 高校生における嫌いな食品と性格との関連性の検討

石橋 和子1, 鈴木 由美2 (1.岩手大学, 2.聖徳大学大学院)

Keywords:高校生、嫌いな食品、性格

高校生において,嫌いな食品と性格について調査し,嫌いな食品が多い人とその性格との間には,どのような関連があるかについて明らかにすることが目的である。調査は2017年2月に東京都立A高等学校の203名を対象に,嫌いな食品の種類とその理由,及び伊藤(1995)の性格尺度項目を使用して4件法で,質問紙調査を行った。性格は最尤法プロマックス回転で因子分析を行った。嫌いな食品と性格の関連については多重対応分析を行った。性格の因子分析では「相手従順」(α=.83),「役割調和」(α=.81),「独断実行」(α=.73)の3因子が抽出され,信頼性が確認された。嫌いな食品と性格の各因子との関係は独断実行がほかに比較して異なるプロットを示し,嫌いな食品度合と性格因子との相関係数が高い値を示した。独断実行の性格因子では,嫌いな食品が多い人ほど,独断実行の傾向にあることが示唆された。