[P] ポスター発表（教授・学習・認知）: P055-P188

[P080] 階層モデルにおける3つの水準の動機づけと学業達成との関連

^○梅本 貴豊¹, 稲垣 勉² (1.京都外国語大学, 2.鹿児島大学)

Keywords:階層モデル、動機づけ、学業達成

Vallerand & Lalande（2011）の階層モデルにおける3つの水準（特性，文脈，状況）の学習動機づけと学業達成との関連について検討した。168名の大学生に対して，1つのセメスターにわたって縦断的な調査を実施した。パス解析の結果，以下のことが示された。Time 1の特性的動機づけレベル（内的調整，外的調整）は文脈的動機づけレベルに関連し，文脈的動機づけレベルは状況的動機づけレベルに関連していた。文脈的動機づけレベルと状況的動機づけレベルは，Time 2の特性的動機づけレベル（内的調整，同一化調整，取り入れ調整）に関連していた。特性的動機づけレベル（同一化調整）と文脈的動機づけレベルは，文脈レベルにあたる授業成績に対して正の関連を示した。