日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P094] ヘミングウェイ効果

課題達成に失敗することが動機づけを高める

小山 義徳1, マナロ エマニュエル2, 中谷 嘉秀3 (1.千葉大学, 2.京都大学, 3.RCS Advertising)

Keywords:動機づけ、達成動機、失敗活用

本研究では,課題の残りが少なくなればなるほど,その課題に対する動機づけが高くなることを「ヘミングウェイ効果」と命名し,検証を行った。研究1では,「課題の残りの量」と動機づけの関連を検討し,「課題の残りの量」が少なくなるほど,その課題を達成したい動機づけが高まることが明らかになった。さらに,研究2では「課題の構造化の程度」と動機づけの関係を検討した。その結果,課題が構造化されており,やるべきことが明確であるほど,課題の残量が少なくなった際に,課題に対する動機づけが高くなることが明らかになった。