[P096] 学習発表指導における心理学的アプローチの効果(1)
ミュージカル:「くるみ割人形」を題材にして
キーワード:学習発表指導、発表の意義、カイ二乗検定
本研究では,A小学校6年生の児童107名を対象にして,7回からなる学習発表指導に一連の心理学的アプローチを導入し,毎回,児童に対し自由記述式の質問紙を実施することによって,その効果検証を試みた。具体的には,指導内容別に児童の肯定的見解と否定的見解の項目数をクロス集計し,カイ二乗検定を適用した結果,第4回目以降からの学習発表会に対する肯定的見解の優位性が検証された。今後は,学習発表指導における心理学的アプローチの効果について本研究のような量的検証のみならず,質的内容の検証も具体的に行う必要がある。