日本教育心理学会第62回総会

講演情報

ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P124] 練習問題の出題スケジュールが学習に与える影響

単位換算の学習を通して

眞田 英弥 (東京大学)

キーワード:Interleave法、学習方略、混合研究法

本研究は,練習問題の出題スケジュールの違いが学習にどのような違いをもたらすのかを検討したものである。練習問題の出題スケジュールとは,具体的には,Interleave法とBlock法の2種類である。例えばA,B,C,Dの4種類の問題があったとき,同種の問題が連続しないように順番を入れ替えるスケジュールがInterleave法である(ABCDCBAD…)。一方,同種の問題を連続して演習してから次の種類の問題を解いてゆくスケジュールがBlock法である(AA…BB…)。本研究は,この出題スケジュールの違いによって学習にどのような違いが生じるのかを明らかにするために,大学生を対象として単位換算の学習について実験を行った。その結果,(1)事後テストスコアはInterleave法の方がBlock法より有意に高いこと,(2)Interleave法の方が学習者には概ね肯定的にとらえられること,(3)学習/記憶方略の使用傾向は練習問題の出題スケジュールの違いの影響を受ける可能性があること,(4)Interleave法は場合によっては学習者に悪影響を及ぼす可能性があることが示された。