日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P161] 現職教員と教員志望学生の児童・生徒観および指導行動に関する研究(11)

改良版学習指導行動尺度作成の試み

林 龍平1, 崎濱 秀行2, 藤田 正3 (1.関西福祉科学大学, 2.阪南大学, 3.奈良教育大学)

Keywords:現職教員、教員志望学生、学習指導行動

﨑濱・林・藤田(2016)では,現職教員および大学生が重視する学習指導行動の構造を検討するための1因子構造から成る「学習指導行動尺度」を作成された。しかしながら,そこで得られた結果を見てみると,複数の下位項目において必ずしも一貫して児童・生徒中心的か教師中心的かという考え方がされているわけではなく,児童・生徒中心的な見方と教師中心的な見方とが併存している可能性が考えられた。このことから,児童・生徒観尺度と同様に,学習指導行動尺度についても児童・生徒中心的―教師中心的という一対構造になっている各項目を単一項目化し,その上で,各々の項目をどの程度重視しているかをたずねた方が回答者の有する児童・生徒観をより的確に捉えることができるだろうと考えられた。そこで本研究では,﨑濱らが作成した学習指導行動尺度を単一項目の形式に変更した上で学習指導行動をより詳細に捉えることとした。