日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(教授・学習・認知)

[P] ポスター発表(教授・学習・認知): P055-P188

2020年9月19日~21日

[P184] 担任学級のクラスサイズの変化が教師が行うフィードバックに与える影響

山森 光陽1, 中島 健一郎2 (1.国立教育政策研究所, 2.広島大学大学院)

Keywords:クラスサイズ、学級規模、フィードバック

担当学級のクラスサイズの変化が教師の行うフィードバックに与える影響を明らかにするために,2年間で同様の集団を担任した(学年持ち上がり)教員を対象とした調査データを分析し,1年目と2年目でのフィードバックの実施状況がクラスサイズの増減によって異なるかを検討した。分析対象は第2学年第3学年を2年間連続して担任した教諭であった。その結果,担任学級のクラスサイズが大きくなった教師にとっては,単元テスト返却時における目標に対する達成状況の提示,学級全体で課題に取り組む機会での考え方や正誤の理由を説明するフィードバック,宿題の返却や小テストの返却の機会での正誤や得点のフィードバックが実施しにくくなることが示唆された。