日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(社会)

[P] ポスター発表(社会): P189-P226

2020年9月19日~21日

[P203] 恋愛関係崩壊後にアタッチメント・スタイルは変化するか

古村 健太郎1, 戸田 弘二2, 村上 達也3 (1.弘前大学, 2.北海道教育大学, 3.高知工科大学)

Keywords:アタッチメント・スタイル、縦断的研究、関係崩壊

成人のアタッチメント・スタイルは,恋人との関係崩壊などのライフイベントによって変化する可能性がある。本研究は,恋愛関係崩壊後のアタッチメント・スタイルの変化を検討することを目的とした。調査は,交際相手(4ヶ月以上交際)との関係崩壊を6ヶ月以内に経験した20-35歳の人を対象とし,4時点の縦断調査を行った。分析対象者は調査に2回以上回答した310名であった。アタッチメント・スタイルは,親密な関係全般に対するアタッチメント・スタイルを測定した。マルチレベルモデリングによる分析の結果,関係崩壊後のアタッチメント・スタイルの変化は示されなかった。この結果について,関係崩壊の過程やアタッチメント・スタイル(内的作業モデル)の階層構造の観点から考察した。