[P] ポスター発表（学校心理学）: P262-P325

[P302] 印象に残る教師像：現職教員への質問紙調査を通して（3）

嫌いな教師像と自己認知像

^○杉山 佳菜子¹, 二宮 克美², 山本 ちか³ (1.鈴鹿大学, 2.愛知学院大学, 3.名古屋文理大学短期大学部)

Keywords:嫌いな教師像、自己認知像、現職教員

現職教員の嫌いなタイプの教師像を小学校・中学校・高等学校勤務の先生90名に対して質問紙調査し，大学生の結果と比較した。嫌いな教師像では143の回答があり，叱り方などの「授業・指導」，差別的，高圧的などの「人への対応」，固執する，いいかげんなどの「教師の性質」の３つに分類した。現職教員も大学生も差別的な言動をする，高圧的・威圧的に自分の意見を押し付けるような先生は嫌いなタイプの教師であった。仕事に対しての取り組みが悪いと子どもからではなく，同僚から嫌われやすいタイプとなる。自己認知像については，90の回答があり，ルールに厳しい，わかりやすい授業をするなどの「授業・指導」と親しみやすい，怖いなどの「性格」に分類した。性格についての自己認知像はポジティブなものが多かった。