[W-E] Workshop E

[W-E] 現場で短時間にできる環境DNA分析

【企画】渡部健（パシフィックコンサルタンツ（株））

【趣旨】
　「環境 DNA」が、環境調査の一部現場調査に適用可能であるという事は従来から言われており、実際に、現地で採取したサンプルを研究室に持ち帰って、PCR により種の同定が行われています。しかしながら、実験室に戻って PCR 分析を行わなければならないため、サンプル採取後、結果が判明するまで 1 週間以上の期間を要します。現場作業が可能なPCRを用いてその場で分析すれば、短時間で対象種の在不在判定が可能となります。今回ご紹介する簡易抽出法を用いれば、採水・抽出・PCR 操作を含めて、判定まで約 30分で可能です。これを用いれば、対象種の生息場所・環境をより簡便に特定することが出来るようになります。当日は、調査事例の紹介と実際の機器を使った魚類 DNA 分析を行う予定です。

【主な内容】
〈主旨説明〉
（パシフィックコンサルタンツ（株） 渡部 健）
〈話題提供〉
① 学の視点から：現場で行う環境DNA分析
（兵庫県立大 土居秀幸（オンライン参加））
②建設コンサルタントの視点から：環境DNAは使えるか？
（PCKK 渡部 健）
③ 分析会社の視点から：モバイルPCRのデモ
（ゴーフォトン 西澤尚文）