日本地質学会第129年学術大会

関連行事(教育・普及ほか)

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(1)地質情報展2022とうきょう

※「地質情報展2022とうきょう」は,令和4年科学研究費補助金研究成果公開促進費補助事業です.


▶ 地質情報展オフィシャルサイト(産総研のサイト)

日程:2022年9月3日(土)~5日(月)※学術大会の会期とは異なります

9月3日(土)9:30~17:00(入場は16:30まで)
9月4日(日)9:30~17:00(入場は16:30まで)
9月5日(月)9:30~16:00(入場は15:30まで)

※入場制限がつくことがあります

会場:早稲田大学早稲田キャンパス15号館ロビー,新宿区西早稲田1-6-1[入場無料]
主催:産総研地質調査総合センター・日本地質学会
共催:早稲田大学 教育・総合科学学術院
後援:一般社団法人不動産協会,一般社団法人全国地質調査業協会連合会,特定非営利活動法人日本ジオパークネットワーク

概要:東京都心および周辺地域の地質に関する最新の研究成果や地下水・地中熱の利用,地震・津波の起こる仕組みをわかりやすく展示・解説する特別展です.都心の地下を可視化した3次元地質地盤図のデモや体験学習コーナーでの実験・実演を通じて,東京で安全に暮らすのに役立つ「地質」を,研究者とともに楽しみながら学ぶことができます.
展示内容:東京都の地史・地質,地下水・地中熱の利用,首都圏の地震・津波等の各種解説パネル展示,東京都区部の3次元地質地盤図の解説パネル展示とデモ,各種体験コーナー(地盤の揺れ実験,地盤の液状化実験,地質ジオラマ模型)
ミニ講演会:-地質と地盤の話-
地質学会コーナー:第13回惑星地球フォトコンテスト入選作品等の展示
※ 展示の内容は予定です.予告なく変更あるいは取りやめになる場合がございます

お問い合せ先: 産総研 地質調査総合センター 地質情報展企画運営事務局
TEL:029-861-3540
E-mail:M-johoten2022-ml@aist.go.jp


 

(2)市民講演会「関東の自然災害と防災」

※本講演会は,令和4年科学研究費補助金研究成果公開促進費補助事業です.  
市民講演会 チラシ
​(A4 PDF 3MB)
日 時:9月4日(日)13:00~16:30
(入場無料,事前申込不要.どなたでもご聴講いただけます)※学術大会プログラム等聴講の場合は,大会参加登録が必要です
会 場:早稲田大学早稲田キャンパス15号館03教室
  • 13:00~13:05 支部長挨拶
  • 13:05~14:10 講演1 宍倉正展氏(産業技術総合研究所)「関東の海溝型地震・津波履歴に関する最近の知見」 相模トラフで発生する関東地震の履歴は,古くから研究されてきたが,海岸段丘年代の見直しや,津波堆積物の発見,歴史記録の再検討により,新たな発生履歴とメカニズムが提示されている.またこれまで不明確だった日本海溝沿いの海溝型地震の履歴についても,明らかになりつつある.これらの最近の新たな知見について紹介していく.
  • 14:10~15:15 講演2 山崎晴雄氏(東京都立大学名誉教授)「東京の地形と自然災害」 地球温暖化に伴って,これまでの想定を上回る豪雨や台風などによる自然災害が頻繁に認められるようになった.引き起こされる自然災害の多くは,地域の地形や地質の細かな特徴と密接に関係している.そこで,今回の講演では,東京の地形についてその成り立ちを説明し、そこから導かれる災害や防災,更には防災における自然環境教育の重要性を説明する.
  • 15:15~15:25 休憩
  • 15:25~16:30 講演3 土屋信行氏(公財 リバーフロント研究所)「東京低地の災害に備える防災まちづくり」 東京の東部は大河川と多くの支川が流下する低地帯で,大正から昭和40 年代にかけて進行した地盤沈下の影響で,地盤高が潮位より低い「ゼロメートル地帯」が広範囲に分布しており,昭和30年代頃までたびたび大きな水害に見舞われてきた.また地震時には液状化の原因ともなる軟弱な地盤が厚く堆積している.この地域では様々な整備が進められ,近年では大水害は発生していない.しかし今後起こりうる大規模な洪水や高潮,大規模地震等に対する脆弱性を踏まえ,様々な工夫を凝らした防災まちづくりが必要であり,それを着実に実現していく方策が求められている.
  • 16:30 閉会 
問い合わせ先:第129年学術大会実行委員会
担当:笠間友博 メール:kasama@mh.scn-net.ne.jp

(3)第20回日本地質学会ジュニアセッション(旧 小さなEarth Scientistのつどい)

[優秀賞:3件]
[J-P-5] マッサージ機を用いた液状化モデル実験の定量化について:中央大学附属高等学校
[J-P-6] 知らない現象(不知火現象)を科学する3~不知火現象は、単なる夜の浮島現象か?~:熊本県立宇土高等学校科学部地学班
[J-P-12] ヘリコプリオンの顎部ロボ化石から生態を紐解く:千葉経済大学附属高等学校

[奨励賞:4件]
[J-P-4] 紀伊半島における四万十帯の岩石密度:和歌山県立田辺高等学校(科学部)
[J-P-7] 南知多町豊浜・山海間の海岸の2枚の砂岩・凝灰岩層―粒径と堆積構造の垂直分布を使った比較―:名古屋中学校(自然科学部)
[J-P-8] 山陽帯の花崗閃緑岩の角閃石にみられる微細構造:兵庫県立姫路東高等学校科学部
[J-P-9] 滋賀県彦根市の芹川に分布する泥炭層中のササラダニ化石:群馬県立太田女子高等学校(理科研究部地学班)
※e-posterは閲覧期間を過ぎたため,ご覧いただけません.ご了承ください.


日本地質学会地学教育委員会では,地学普及行事の一環として,地学教育の普及と振興を図ることを目的として,学校における地学研究を紹介する発表会をおこなっています.なお,会の名称は「日本地質学会ジュニアセッション」と変更しています.東京早稲田大会でも,小・中・高等学校の地学クラブの活動,および授業の中で児童・生徒が行った研究の発表を募集いたします.今年は,学会会場におけるポスター発表はなく,学術大会の他のポスターセッションと同様にe-posterによる発表となり,審査もオンライン上で行います(当日の表彰は行いません).この会を通じて日頃の研究成果を披露していただき,地質学,地球科学への理解が深まって,未来を担う生徒たちの学習意欲への良い刺激と励みになることを願っております.なお,参加証とともに,優秀な発表に対しては審査のうえ,日本地質学会ジュニアセッション優秀賞・奨励賞を授与いたします.またポスター毎に評価・コメント作成し後日お送りします.

下記の要領にて参加校を募集します.
1) コアタイム日時:2022年9月10日(土)10:30-12:30(e-posterは,会期中、会期終了後一定期間掲示)
2) 発表方法:発表は全て学術大会運営システムConfit(https://about-confit.atlas.jp/)のe-poster機能を利用したオンライン発表となります.従来のコアタイムに相当する質疑応答は,システムのコメント機能及びzoom部レクアウトルームを利用して行う予定です.e-posterの作成方法は大会プログラム記事や学会ホームページ等でご案内します.
3) 参加対象
  • 小,中,高校の地学クラブや理科クラブ,個人研究等の活動成果の発表
  • 小,中,高校の授業における研究成果の発表
  • 活動,研究内容は地学的なもの(地質や気象などの地球科学・環境科学,天文など)
4) 参加申込締切:8月1日(月)*締め切りました
5) デジタル審査の方法:学会理事が各ポスターへの評価コメントを作成します.それらのコメントも含めて地学教育委員会が採点・評価した後,各賞選考委員会が審査結果を集計し,結果発表を行います.後日各ポスター発表に対するコメントや評価をお送りします.
6) 参加費 無料(参加者・引率者とも),同学術大会で発表されている研究者のe-posterの閲覧, コアタイム(zoomオンライン)の聴講も可能です.
7) 問い合わせ・申込先:所定の書式(学会HPよりダウンロード可)をFAXまたはe-mailで下記宛にお送り下さい.
 ▶︎ 参加申込書式はコチラ (PDF)   (Word)

日本地質学会地学教育委員会(担当 三次)
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-8-15 井桁ビル6F
TEL:03-5823-1150 FAX:03-5823-1156
e-mail:main@geosociety.jp

2022年参加校(16団体・17件)※プログラム画面からも発表内容を検索いただけます
  • J-P-1 成田ジュニアストリングオーケストラ「災害と音楽」探究チーム
  • J-P-2 千葉県成田高等学校
  • J-P-3 千葉県佐倉市立井野中学校
  • J-P-4 和歌山県立田辺高等学校  (科学部)
  • J-P-5 中央大学附属高等学校
  • J-P-6 熊本県立宇土高等学校 科学部地学班
  • J-P-7 名古屋中学校(自然科学部)
  • J-P-8 兵庫県立姫路東高等学校科学部
  • J-P-9 群馬県立太田女子高等学校(理科研究部地学班)
  • J-P-10 群馬県立前橋東高等学校(理科部)
  • J-P-11 城北中学校・城北高等学校地学部
  • J-P-12 千葉経済大学附属高等学校
  • J-P-13 愛媛大学附属高等学校
  • J-P-14 市川学園市川中学校・高等学校地学部
  • J-P-15 宮城学院中学校高等学校(自然科学班)
  • J-P-16 鹿児島県立国分高等学校サイエンス部地学班
  • J-P-17 鹿児島県立国分高等学校サイエンス部天文班

過去大会の報告などはこちらからの結果
 

(5)徳永重康展

日程:2022年9月4日(日)〜6日(火)
会場:14号館1Fロビー(予定)

早稲田大学教授で日本地質学会長も務めた徳永重康は,県の石・東京都の化石「トウキョウホタテ」の記載命名を行った事でも知られています.今大会では早稲田大学の協力のもと,会場にて,徳永重康に関するパネル展示(標本も展示予定)を行います.
 

(6)学生のための地質系業界説明会

毎年開催される学術大会の会場において、学生会員が将来就職する可能性のある地質・資源・建設分野に関わる地質系企業・団体との対面説明会を企画・開催し、学生会員が業界を研究するサポートサービスを展開してきました。 今年度は、3年ぶりに対面での学術大会が開催されるため、対面での説明会と昨年度とても好評で多くの企業・団体が参加していただきましたオンラインによる説明会の2つを行うことにしています。  

(7)家族巡検

家族巡検「生命の進化を楽しく学ぼう」
日本地質学会第129年学術大会(2022東京・早稲田大会)に参加された会員の家族が楽しんで学ぶイベントを企画します.
実物の動物や化石を見ながら生命の進化の歴史を学びませんか.


実施日:2022年9月3日(土)
予定:9:50 上野動物園集合,15:00国立科学博物館解散
  • 午前:上野動物園(講師 犬塚則久氏) 動物園は「生きている化石」だらけです.今の自分の顔がなぜそうなっているのか,動物を見ればわかります(右図参照;クリックすると少し大きな画像がご覧いただけます).専門家が分かりやすく説明します.お楽しみに.
  • 午後:国立科学博物館(講師 對比地孝亘氏) 恐竜をテーマに「恐竜の骨」,「食べている物」,「鳥への進化」から生命の進化を学びます。恐竜はなぜ大きくなれた,何を食べていた,恐竜と鳥はどのようなは関係があるのでしょうか.専門家が分かりやすく説明します.お楽しみに.
 
募集人数:25名(学会員であれば応募可能ですが,学会員の家族を優先とします)
参加対象:学術大会に参加される地質学会会員の家族

参加費:大人2,500円,子供(中学生以下)500円
募集方法:専用応募フォームからご応募下さい.
募集締切:8月8日(月)8月10日(水)締切延長しました.
若干名余裕があります. ※中学生以下は保護者同伴でご参加ください.
 
※応募者多数の場合は抽選とさせて頂きます.
 
<新型コロナ対策について>
  • 参加にあたってはワクチン接種をお勧めします.
  • 当日朝の体温が 37.5℃以上の場合は参加はお控えください.
  • 巡検当日の朝に咳や鼻水,倦怠感,嗅覚異常など感染が疑われる症状がある場合は参加はお控え下さい.
  • 巡検中はマスク着用をお願いします.
  • 参加者から感染者が発生した場合等は必要に応じて保健所等の公的機関へ緊急連絡先の提供をさせて頂く場合があります.
申込・問い合わせ先:
日本地質学会第129年学術大会実行委員会
担当:細矢(関東支部幹事)
メール:main*geosociety.jp(*印を@マークにしてください)